『渇き。』 2014
監督
中島哲也
脚本
中島哲也
唯野未歩子
出演
役所広司
小松菜奈
中島哲也の4年ぶりの映画。
もっとこの人映画作れよって少し思ったり。
まあ進撃の巨人の実写化云々かんぬんでもめたりしてたのかな?
なんというか
悪夢のような映画だった。
『時計じかけのオレンジ』を観たあとのような感覚。
色の使い方とかアニメーションの挿入とか
スローモーションとかが脳に突き刺さる突き刺さる。
内容も毒々しくて
正直観てるのがきつくなってきたような。
でも過激な内容とは裏腹に
根底にあるのは家族の形だったり若者像なんだなと思った。
結局モノゴトの善悪を判断していくのは
本人の意思でしかなくて、
親はどうすることもできないっていう面もあるんだなと。
かと言って結局は本人次第といって
親は諦めるんじゃなくて、
しっかり子供と向き合う必要があるんじゃないかな。
主人公があれだけ娘探しに必死になったのも
娘と真剣に向き合おうとした意思の現れでもあったのかな。
欲望の対象ではなくて血の繋がった一人の娘として。
渇きってのは愛情に対する渇きかね。
なんかダークな内容の話って結構いろいろ
核心突いてたりして面白かったりする。
でも楽しいか楽しくないかで言えば
『渇き。』よりも『告白』のほうが楽しかったかなー。
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