理想的な悪役
主人公の対極として
どんな話にも登場するのが悪役ですが、
僕の中では理想的な悪役というものがあります。
一体どんな悪役が理想的なのかちょっと考えてみました。
一番大事な要素は
「ブレない」
ということです。
少年マンガにありがちな、
最後の最後に悪役が良心を取り戻して
めでたしめでたし、みたいなのがありますが、
あんなのは邪道です笑
連続テレビ小説などで
中盤に悪そうなおっさんが出てきて
悪いことするんだけど
最後にヒロインの熱意に打たれて
悪いことをやめる、
なーんてことが描かれてたりするわけですが、
本当にそういうのが許せないわけですよ。
悪いなら悪いで、徹底させて、
主人公たちが知恵を絞りに絞って
やっと悪いやつをやっつける、みたいなのが良い。
人間は誰しも二面性がある、っていうのもわかるんだけど
そんな簡単に改心するもんなんか?って思う。
主人公たちが困難を乗り越えていく姿に人は燃えるんだから
悪役が生ぬるいものだったらつまんなくなるのではないでしょうか?
ここらへんで
僕の好きな悪役を挙げていきます。
『ダークナイト』 ジョーカー
何度もブログに出てきてますね。
それぐらい好きなんです。ヒース・レジャーのジョーカーが。
『バットマン』でのジョーカーはちょっと道化すぎてあんまりかなー。
でもヒース・ジョーカーはやることなすこと全部が
めちゃくちゃなんだけど何か格好いい。
『ダークナイト』の話よりも
ジョーカーの存在が僕はすきです。
『羊たちの沈黙』 ハンニバル・レクター
カリスマ性を備え持った悪役です。
登場人物がレクターの目の前に立っただけで
全てを見透かされています。
画面を通して観ているこっちのほうも
怯えてしまうぐらい目が怖いです。
『冷たい熱帯魚』 村田幸雄
でんでん演じる村田幸雄。
この男の存在が『冷たい熱帯魚』を
かなりの問題作に仕立てております。
ジョーカーはクールで、レクターがカリスマ
っていうなら、この村田幸雄は
泥臭い悪の塊みたいな感じでしょうか。
格好いいとかそんなんじゃなくて
何か泥臭く悪いことばっかするって感じです。
とにかくうわーってなります。笑
他にも『トイストーリー3』のロッツォとか
『ターミネーター』とか色々いますけど、
名作映画に出てくる悪役はどれもこれもみんなブレない。
最後の最後まで悪いまんま。
そこがいいんですよね。
やはり悪役こそが物語を引き立て、
名作に仕立て上げているんじゃないかなー
って思います。
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